古金屋の日記

生まれた時にはスクラップ屋、そして今もスクラップ屋

古鉄屋の独り言

 新年あけましておめでとうございます。

 

鉄屑相場は年末より変更はありません。

 

いよいよ中国が再びスクラップを買うことになりました。

 

思い返せば東日本大震災の時までは普通にスクラップを日本から

 

輸出していました。

 

震災後、放射能問題を出してきて港に着いた船から一部を降ろして

 

人間が放射能探知機を手に持ってチェックに歩き回り、終わるとまた

 

1部を降ろしてチェックに入るということがありまして、1船降ろすのに

 

数日かかるという事態になり、滞船料もばかにならないことからいつしか

 

輸出することを辞めたと聞いております。

 

そうこうするうちに、ナショナルソードにより、固形廃棄物の輸入規制が

 

入りました。

 

ただ、これも中国が廃棄物の規制に入るのも理解できます。

 

あまりにもなんでもかんでも中国に押し付けた先進国のエゴが見えるからです。

 

輸入しているのは同じ中国人なのでなんとも言えないですが、それでも

 

どうみても資源ではないだろうという物まで混ぜているのはどうなんだろうと。

 

資源という名のごみを、有価であるからと責任逃れで出していた企業達。

 

ISO14001もこれに輪をかけていました。

 

マニフェストが多くなる=ISO14001では問題点として扱うことになります。

 

なので有価物、それがどのようになるかは売ったものだから知らないと、

 

各担当者は言います。

 

マニフェストもない、ISO14001でも何も言われないどころかリサイクルして

 

いるのでプラスポイントになるといいことずくめです。

 

そうやって、自国での建前上のリサイクルは進んでいきます。

 

さて、そうやっていいかげんなことをやっていたのも、ここまで、

 

2021.1.1より汚れたプラスチックの輸出自体が禁止となりました。

 

今までかまわず出していたプラスチックも場所によっては業者と連絡がつかない

 

という事態が起きていることでしょう。

 

これからはもう一度各企業は廃棄物処理、リサイクルということを真剣に考える

 

年となることでしょう。

 

さて、今年はどうなるでしょうか・・・・・・・・・。