古金屋の日記

生まれた時にはスクラップ屋、そして今もスクラップ屋

六本木のスプレー缶爆発事故について

また、スプレー缶による爆発事故が起きてしまいました。

そしてまたと言うべきなのか、不動産業者ということでした。

数年前に起きたアパマン従業員による爆発事故はまだ記憶に新しい

とことですが、今回の事故を起こした社員(派遣?アルバイト?)は

その事を知らなかったのでしょうか。

ではどのような過程でこのようになったのかを推測してみましょう。

あくまでも記事やニュース映像からですので、違うかもしれませんが

分析してみたいと思います。

不動産屋ということで、管理しているマンション、アパートがあると

思われます。

映像に写っていたかごに入っていたスプレー缶は種類がバラバラでした。

札幌のアパマンは自分の店で本来であればアパート等に新規入居または

退出時に使用する消臭・殺菌スプレーを費用はもらっておきながら

使用していなかったものがお店にあった。

本部からの監査が来るというので慌ててこれの処分をしようとしたところ

ごみ収集業者は中身を出して(穴開けについては微妙)ないと持って

行ってくれないという。

ならばということで、最初はお店の脇で抜いていたが、通る人に不審な目で

見られたので室内に移動して噴射していた。

そして手洗い場の給湯器を付けた瞬間に爆発した。

なので、スプレー缶の種類が揃っていた。

六本木はそうではなかったので、管理しているアパート・マンションの

ごみ置き場や、退去した住民が残していったものではないかと思われます。

それを締め切った室内で穴を開けていた。

ちなみにこの不動産屋(爆発した部屋がお店とした場合)は港区で、

市民は穴を開けないでスプレー缶が出せますが、企業(会社)は出せないので

産業廃棄物として出すしかありません。

今回のごみ収集業者は穴を開けないと回収出来ないと話したのではないでしょうか。

それで穴を開けていて、部屋に可燃ガスが程よく充満。

さらにライターもハンマーで割っていたというので、ハンマーとライターの

金属部分からあたった瞬間に火花が出て、可燃ガスに引火、爆発となった

と考えられます。

確かに、カセットボンベだらけであれば臭いはほとんどしないでしょう。

他の塗料缶や殺虫剤などばかりであれば臭いでやめていたかもしれません。

換気をしたかもしれません。

ただ、この可燃ガスは比重が空気より重いので床付近にたまります。

換気扇は約立たないでしょうね。

また、通常の換気扇は防爆構造にはなってないので、モーターの中で火花が

出ることがあります。

何にしても屋内などもってのほかです。

屋外でどうしてもやる場合は、ガス抜きキャップ等を利用して、扇風機などで

ガスの拡散もしながらでないと危険です。

また、自治体によって穴を開けない、開けるなどの違いはどうしてという

質問があります。

これは自治体の清掃業務セクションにもよるのですが、予算の関係もあり

穴を開けないに切り替えるには時間がかかる。事故がないから今のままで

いんじゃないかと思ってる。新規案件となるので非常にめんどくさい。

これぐらいが理由ではないでしょうか。

処理する機械が無いわけではないのですし、処理業者がまったくいない

訳でもない。少なくとも関東、東海地区では処理できる業者がいることは

確認しております。

今回ははたして環境省通知3回目がでるかどうかですね。

さてはてどうなることやら。