リチウムイオン電池問題
今日も雨です。
この雨が各地で災害をもたらしております。
恵みの雨も降りすぎるとちょっと困りものですが、天気だけに文句を
言ってもどうにもならないので、備えることをきちんと考えていきたいものです。
さて、タイトルにありますリチウムイオン電池ですが、よほど大きな火災に
ならないと全国記事にはならないので知られていませんが、日本各地で
火災が起きております。
ぼや程度の物もけっこうあります。
使うには非常に便利なリチウムイオン電池。
スマホにも電動歯ブラシにも、シェーバーにも、おもちゃにも入ってます。
昔は電池交換が当たり前でしたので、交換できるようになっていました。
しかし、性能が上がると交換しなくてもよくなり、はずせなくなってきました。
これが破砕機などで火が出る原因となっています。
最近では電子タバコもその要因に上がってます。
5/27でした神奈川県内の東名高速道路でリチウムイオン電池を積んでいた
トラックの荷台から火が出て燃えていました。
詳しい内容は不明ですが、どうやら廃棄物の電池だったそうです。
独立行政法人製品評価技術基盤機構にパッカー車の巻き込み板で傷をつけた
場合の実験映像が出ております。
現在の所、なんとか集まってしまったものを処理しているのが現状です。
場所によっては数年間、貯めたものが処理できずに困っているところも
あります。
一般社団法人JBRCに依頼して処理してもらう方法もありますが、
絶縁しないといけないので面倒だといい、進んでいないのが現状です。
便利なものは便利でいいんですが、その後をなんにも考えていないものが
多いので困りもんです。
太陽光パネルも東日本大震災以降、こぞって皆さんが付けましたが、
それの寿命が20年とすると、一斉に廃棄が出てくることになります。
一般家庭では交換は考えないでしょうから、家を壊すときにでもと
なるのでしょうか。
法律整備も追いつかないのに、各種様々な処理困難物が生まれてきます。
知恵を絞らねばいけないとわかりつつも、そうは簡単ではないんですよね。
今日も頭が豆腐になるくらい考えよう。