古金屋の日記

生まれた時にはスクラップ屋、そして今もスクラップ屋

資源リサイクル

コロナ渦のなか大変お疲れ様です。

 

さて、そんな中でWTI原油がマイナス値段を付けてしまいました。

 

一大事!なんですが、他の原油は低いながらも一応プラスで終えてますので

 

いきなりどうこうという感じではなさそうですね。

 

さて、原油が大幅に下がると資源価格もつられて下がるものです。

 

現在の資源で金、銀、銅、ニッケル、アルミなどはLMEでの取引が

 

行われていますが、これって単純に考えれば株の取り扱いとほぼ同じ

 

なんですね。

 

利益確定の売りが多ければ下がるし、思惑買いが増えれば上がるし、

 

つまり、実需とは近々な関係ではないということです。

 

LMEで銅価格が上がったよ、でも国内で購入意欲がないと値段が

 

出ても実際は買ってくれない。

 

なんてこともあります。

 

現在大打撃を受けいるのが、古紙業界・再生プラ業界ではないでしょうか。

 

古紙は輸出が大幅に減って売り先がない、再生プラはバージンが安ければ

 

メーカーはバージンにする。

 

なので安くても売れない状況が出てきます。

 

古紙は国内では紙の需要が大幅に減っているのでそんなには売れない。

 

余りものに値段なし状態です。

 

やはり、メーカーに再生資源使用率をある程度は義務にした方がいいのでは

 

ないでしょうか。

 

そうすれば再生しやすい製品を考えるのではないでしょうか。

 

なんにしても、資源価格が安いとリサイクルが回らなくなります。

 

まずは足元のリサイクルから考えてみてはいかがですか?

 

大手メーカーの方々は。