スクラップの今日この頃
非鉄は専門外でもないけど、やはり専門は鉄なのでこちらで進めようと思います。
さて、現在の所、発生はわずかに減っている程度で、誤差の範囲というところで
しょうか。
電炉メーカーもばらつきはありますが、微妙に値下げをだらだらとしている状況で、
底が見えないといえるでしょう。
ただ、まだ納入自体は出来ているので、リーマンショック時のような極端な荷受け制限はありません。
これは輸出がそれなりに出ているので国内電炉の生産と原料の供給がそれなりにバランスしている状態というところでしょうか。
ただし、高炉はどんどんその火を落として休炉にしています。
鉄鉱石から作られる鋼材の需要が大幅に落ち込んでいるからです。
自動車、建設などがそれですが、特に自動車の落ち込みが激しいところです。
国内自動車メーカーは生産ラインを止めて国内のみならず、世界の需要減に対応しようとしています。
生産ラインが動き出したとしても通常の半分ぐらいからの稼働となりますので必要な鉄の量も半分でいいということになります。
などと書いていたら5/11の日本製鐵の記事が・・・。
更なる休炉も視野に入れているとのことですが、どうなんでしょう。
正に親方日の丸を体現している日本製鉄ですが、やはり無駄な部分も多かったの
でしょうか。
海外向けはまだ先月、先々月の契約が残っているのでそれの消化と言うことで
そこまでは下がっていないようです。
ただ、契約残が消化されるとどうなるのでしょうか。
まだまだ続きます・・・・・・。