古金屋の日記

生まれた時にはスクラップ屋、そして今もスクラップ屋

古鉄屋の独り言

鉄屑は本日も値上げです。

 

国内の需要はそうでもないけれども、海外の需要が止まりません。

 

世界的にスクラップ不足に陥っているようです。

 

コンテナ不足から、コンテナでのスクラップ輸出も滞っているのか?

 

なのでスクラップが回ってこない、特に遠隔地からですと、なおさら届かない、

 

という状況があるので、近所から高値でも引っ張ってくるという構図が出来上がり、

 

高値がどんどん出る状況となっております。

 

どうもベトナムでスクラップを一度溶かしてビレットにして中国に輸出しているとの

 

話が聞こえてきました。

 

確かに中国では現在輸入する鉄鉱石価格が上昇しており、また、冬場の市民の

 

暖房として石炭を燃やしていることからそろそろスモッグが激しくなってくる

 

関係で高炉を押さえながら、電炉製品で賄う、みたいなことをやっているのではと

 

思われます。

 

まあ、不動産バブル(土地は国の物なので、上物の売買)がはじけそうなところと

 

まだまだバブル絶頂~みたいなところもあるので、もう少しこの状況は続くものと

 

思われます。

 

しかし、このスクラップの急激な価格上昇は怖いものがありますね。

 

昔のリーマンショックを思いだします。

 

あの時は上がり方がこんなに急ではなかったと記憶しています。

 

上りが早ければ下がりも早いものになると思われます。

 

こんな時はこまめに出荷して、あまり在庫を持たないようにするのが

 

無難でしょう。

 

儲けようと積み上げるのも手ですが、大体そんなときは売るときに荷止めとなり

 

売れないままに価格が下がっていくのがおちではないでしょうか。

 

さて、果たしてどんな結末になるのか・・・・・。