古金屋の日記

生まれた時にはスクラップ屋、そして今もスクラップ屋

リサイクルの可能性??

早速ですがリサイクルの可能性について話したいと思います。

 

再利用・再生・原料が大体のリサイクルですが、これもリサイクル後の

市場があってのことになります。

個人で言えばヤフオク、メルカリやブックオフに大黒屋なんていう売り場

があり、そこで取り扱いしてもらえる、または売れるものであれば問題ない

でしょう。

しかし、そのどこでも売れなかったものはどこに行くのでしょうか?

近所の古着屋?

知り合い??

ただでも要らないと言われたらそれはもうゴミということになります。

まあ、かっこよく言って再生原料?とでも言いますか。

でもリサイクルしてもしたその物が売れなければ意味がありません。

売れない物を作っているだけです。

例えばギターで見てみると、昔まだマンガ雑誌の一番最後に載ってた

通販広告でついつい買ってしまったギター。

結局うまく弾くことが出来ずそのままタンスの中で

寝たままもう20年が過ぎようとしていました。

その間に結婚もし、子供も生まれ、その子供も高校生。

でも楽器には見向きもせず、今日もスマホゲームで遊んでいます。

たまたま掃除をしていた奥さんが見つけていらないなら捨てればと。

う~ん、一応青春時代を共に過ごしてきた(本当か??)ので愛着もある

ようなないような。

捨てるのにはあれなんで、メルカリに出してみようと3,000円設定で出品。

当時はよくわかるギター入門の本とテープが付いて18,000円だった。

それが3,000円。

送料を別にすると5,000円を超える。

さて、あなたならこれを落札しますか??

amazonで見れば10,000円程度で新品が買えます。

さあ、どうする???

結果は1か月たっても2か月たっても売れませんでした。

結局、市の清掃工場に持ち込んで処分してもらいました。

そのギターはその清掃工場にて破砕処理され、木の部分は焼却処理

されて終わりました。

つまり、現在同程度の物が安く買えるものについては市場がその価値を

見出すことはありません。

よほどのレアものとかであれば別ですが、大量生産品となると現在では

価値を見出すことはできません。

ではリサイクルできるかと言えば、

海外の子供にプレゼント、もちろん1個で運ぶわけではないのでまとめて

輸出、倉庫の保管代、選別代、コンテナへの積み込み代、輸出の様々な

手続き、輸送費用・・・・・・。もちろんマイナスです。

多分燃やした方がコスト的には安上がりでしょう。

市場価値のないものをどのような形態のリサイクルを行ってもお金が

かかるのです。

これを無理矢理リサイクルと言います。

ではどこに答えがあるかは次回に書いてみたいと思います。